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18年ぶりICBM登場 赤の広場で戦勝記念パレード
2008年05月09日22時04分
【モスクワ=大野正美】モスクワの赤の広場で9日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など大型兵器が18年ぶりに参加、対独戦勝記念パレードが行われた。
メドベージェフ大統領も、8日に首相に就任したばかりのプーチン前大統領と一緒に観閲した。移動式ICBM「トーポリM」4基のほか、T90戦車、多連装ロケット発射装置「スメルチ」など100台以上が行進、戦略爆撃機TU160など約30機が上空を飛んだ。
赤の広場をICBMなど大型兵器が行進するのは、ソ連時代の90年11月7日の革命記念日以来。プーチン氏は「武器をがちゃがちゃさせたいのではない。国防力復活を示すのが目的だ」と強調したが、米ミサイル防衛(MD)関連施設の東欧配備などを牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。