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ロシア大統領にメドベージェフ氏就任 プーチン首相指名
2008年05月07日20時49分
【モスクワ=副島英樹】3月のロシア大統領選で圧勝したメドベージェフ第1副首相(42)の大統領就任式が7日、モスクワの大クレムリン宮殿で開かれ、ソ連崩壊後の新生ロシアの第3代大統領が誕生した。任期は4年。
新大統領は同日、自らを後継指名したプーチン前大統領(55)を首相に指名した。8日に予定される下院での承認を経て、異例の「2頭体制」が発足することになる。
就任演説で新大統領は、最も重要な課題として「市民的、経済的自由のさらなる発展」を挙げた。さらに法治システムの成熟の必要性を強調し、それが国際社会での役割を強化するとともに世界に開かれたロシアをつくることになる、と述べた。「自由」「法治」「他国民との対話」などリベラル色がにじんだ。
任期を満了しての大統領交代は新生ロシアでは初めて。就任式ではプーチン氏も演説し、「路線の継承」の重要性を強調した。